『将棋ガイドブック』基本ルール 駒の帰属・指し手の完了

11、駒の帰属(どちら側の駒か)

マス目に配置された駒の内、五角形のとがった部分が相手陣に向いている駒と自分側の持駒が自分側の駒で、それ以外は相手側の駒である。

一方の駒がマス目上を動いても打たれてもその駒の帰属は変わらない。また取って持駒になる時の駒の帰属は必ず反対側の対局者のものとなる。

※マス目上の駒が

  • △(この向きが自分からみて味方の駒)
  • ▽(この向きが自分から見て相手の駒)

12、指し手の完了

『8の一及び二』により、指し手の対象となる自分の駒から手が離れた時を指し手の完了とし、完了後は指した手を元に戻したり、他の指し手に変更することはできない。

(引用者注:「△」および「▽」は原文では五角形。)

第11条では駒がどちらのものかを定める規定が記述されています。しかしこの記述は実際には逆で、自分の駒を相手に向けて置くのではないかと私は思います。駒がどちらのものになるのかは、取りや持駒の規定で十分に定められていますから。

それから、「反対側」という用語が出てきますが、この基本ルールでは「相手方」という言葉が使われる方が多いのでこちらに統一した方が良いのではないかと思います。

第12条ではいつ指し手が完了するのが定められています。指し手が完了するのは、駒を動かした後に動かしたこまから手が離れたときです。時計を押したときではありませんので、注意して下さい。

逆に言うと、手を離す前は指し手は完了していませんので、指し手を元に戻すことができます。

利用規約と著作権

Yahoo!ジオシティーズ利用規約が改定されたときはちょっとした騒ぎになりましたね。(例えば、Wind blow a grassland

gooはかなり強気みたいですが、この後どうなるでしょうか。こういうことがあるので、どんなときも利用規約の熟読は必須です。

将棋関係のサイトだと、そもそも利用規約らしきものが見つからなかったりすることもありますが、そういう場合は何が起こっても不思議ではないということでしょう。