再開

長らく更新を休止しましたが、ぼちぼち再開していきたいなと思います。しばらくインターネットを使いにくい環境にいたため事情に疎くなっているため、書く量は少なくなります。

とりあえず、URLのメモを羅列しておきます。後に関連して書くかもしれませんし、そのままになるかもしれません。

ボビー・フィッシャーと羽生善治

「フィッシャーさんはチェス界のモーツァルトのような存在で、残した棋譜は100年後も色あせることなく存在する。可能ならば日本国籍を差し上げてチェスに打ち込める環境を提供することができないでしょうか?」「政治の渦に巻き込まれないよう格別のご配慮をお願い申し上げます」とつづっている。

関係ないですが、「羽生」というキーワードを作る必要性を感じました。ストレートに「日本人の姓」とすべきか、地名として登録すべきか、それとも両方か。姓の場合は「はにゅう」と読む方が多いと思うので、2つキーワードを立てておくべきでしょうか。

フリークラスのまとめ

2003年11月6日に書いたとおり、将棋界では順位戦での順位が大きな比重を占めています。この順位戦を指さない(そしてそれ以外の棋戦には参加できる)棋士が「フリークラス」に所属する棋士です。次の3つの場合に、棋士はフリークラスに入ることになります。

  • 1. フリークラス宣言を行う。(B級1組以下の棋士のみ)
  • 2. 順位戦C級2組で3つ目の降級点を取って降級する。
  • 3. 奨励会三段リーグで2つ目の次点を取って四段へ昇段する。(三段に残ることも可能。)

このうち、3.でフリークラスへ編入されたのは、現在のところ伊奈祐介五段が唯一の例です。佐藤天彦三段は2人目になるかどうか選択を迫られている最中ですが、悩むところですね。他の三段陣が四段になってくれと思っているのは間違いないでしょう。個人的には三段リーグよりもプロの将棋を指す方が将来のためになると思います。

武者野勝巳六段によれば「フリークラス制度創設の主旨は、このように連盟の公務や国内外での普及活動などに専念する棋士に対して、引退の形をとらないまま、活動への時間的制約を軽減してあげようというもので、昨今叫ばれる「将棋普及の必要性」を多分に意識した制度改革の一つの目玉として考え出されたのです。」とのことですが、「フリークラスに降級します。」という記述にもあるように、フリークラスは順位戦参加棋士よりも一段下に見られるのが実情です。もちろん収入もかなりの差が付きます。

そして、フリークラスへ編入されると引退へのカウントダウンが始まります。フリークラスのまま現役を続けられるのは、1.の場合は宣言から15年間、2.および3.の場合は10年間が最大です。

ただし、2.および3.の場合は所定の成績をあげることによりC級2組へ昇級することができます。しかし、「所定の成績」の基準が厳しいため、2.の場合はそんな成績をあげられるならそもそも降級点を取らないだろうのが普通だろうと思われます。現在のところ昇級に成功したのは、2.から昇級を果たした伊藤博文六段(現在は1.により再びフリークラス)と、3.から昇級を果たした伊奈祐介五段の2名だけです。

所定の成績のうち、比較的達成が容易そうなのが「良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上」の規定です。上記2名はいずれもこの規定による昇級でした。例えば、ある期間に20勝10敗とか21勝11敗とかの成績をあげればいいわけです。これなら年度の縛りがないので、一度チャンスを逃しても完全にだめになるということはありません。とはいえ、佐藤天彦三段なら来年度「「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。」というのも十分あり得る数字だと思います。

Google ニュース 日本版

9月1日にGoogle ニュース 日本版のサービスが開始となりました。読売・産経・毎日に加えてスポーツ新聞が表示されないようですが(正確には未確認)、地方紙・テレビなどまで網羅されているので、かなり便利そうです。