将棋を題材にした短歌
たとえば「滴滴集」は、8回にわたり連載され、実に113題に及ぶ題詠集だった。その題も「将棋」「CD」など身近なものから「中国新指導部」「暗殺」など社会的な出来事など広範囲に及んでいる。
将棋をお題にした短歌はどんなものだったのか気になりますね。
国際ソルヴィング・コンテスト
2005年1月23日(日) 国際ソルヴィング・コンテスト 東京にて
初めての試みとして、世界各地で一斉に、同じ問題を使ったチェス・プロブレムの解答競技が行われます。来年はまだ試行段階(トライアウト)ですが、日本もそれに参加すべく準備を進めています。
面白そうな試みですね。チェスプロブレムに興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
時差はどうなるのかというのが少し気になりました。
ばか煙
高いところにのぼる……ということではなくて、ばか詰の煙詰という話です。
「煙詰」といえば、古くは伊藤看寿の『将棋図巧』第99番を指しました*1。初形で39枚の駒が配置されている局面から煙のように駒が消えて行き、詰め上がりは(受方の玉を含めて)3枚になるという名作です。
現在ではこの条件を満たす詰将棋は数多く創作されており、「煙詰」ということばも「詰め上がりが3枚になる詰将棋」を一般に指すことが多くなっています*2。例えば、歩以外の21枚が置かれた初形から3枚の詰め上がりになるなら「歩なし煙」とかいったようにです。
これらはいずれも普通の詰将棋での話でした。それではばか詰(協力詰)ならどうなるか。それがid:poncholさんが提起された問題です。
解く立場から見ると、経験的に、一般のばか詰の難解さは大まかに言って2種類に分けられると思います。
- 詰みそうな手段はたくさんあるのに、どうしても指定された手数より長くなってしまう。
- 手段は限られているが、どうしても途中で王手が途切れてしまう。
前者は主に短編、後者は主に長編のばか詰として表現されます。つまりばか詰で中編を作るのは、意外に難しいのです。
煙詰では、たくさんある駒をどうやってさばくかが創作にあたって一つの壁となります。しかし、ばか詰は基本的に「さばく」という概念とは無縁です。攻駒が2枚と手数が30手ほどあれば、よほど注意深く手段を制限しない限り、盤の一部だけを使って玉を追いつめて詰ますことができてしまいます。そう考えると、39枚(双玉なら40枚)から3枚にするのはおそらく不可能でしょう。
私もどうすれば枚数を増やせるか考えてみてはいるのですが、良いアイディアを全く思いつきません。20枚を超えただけでも驚異的だなあと思います。
*1:http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/zukou/zukou00.html を参照。
*2:玉が盤端でないますで詰め上がるときは、4枚でも煙詰と呼ばれることがあります。