Fairy of the Forest 正解発表

ばか詰出題の正解発表が行われました。

私はあまり作る時間を取れなくて無理かと思ったのですが、締め切り間際に何とか周辺巡りで一周することに成功したので載せていただきました。けなされなくてほっとしました。橋本氏によると史上初とのことです。作っても発展しそうにないので誰も発表しなかっただけでしょうけど。

作ったときの過程を少し記しておきます。

現在ではばか詰は非限定がゼロで当然とされています。したがって周辺巡りをさせるにしても完全に手順が限定されなければ作る意味がありません。1一から始める場合、もっとも非限定が生じやすいのが8一のと金を9一に動かすか8二に動かすかという部分です。本当は9一に動かす形で限定した方があとが楽になるのですが、うまい機構を思いつかなかったため8五の駒を取るために8筋を下がっていく手順を選びました。

はじめは8五の駒を歩にして検討していたのですが、それだとと金を捨てて歩を打ちあと戻りする早詰が消えてくれません。したがって、取る駒は桂となりました。しかし、桂を取っても普通にしていたのでは使うところがありません。詰め上がりに桂打にするのは無理がありそうですし、桂は玉の頭からたたけないのがやっかいです。となると、残った使い道は玉が1七に来たときに2九桂で王手するという手段だけです。

本当はもっと試行錯誤があったのですが、簡単に書いてしまうとこんな感じでした。