棋泉forWin の今後

事情がはっきりしないのでためらっていたのですが、やはり重要なことだろうと思い取り上げます。

フリーの棋譜管理ソフト「棋泉forWin」をお使いの方は数多いと思いますが、その今後に不安を抱かせる書き込みがありました。(書き込み番号1944)

Re: 棋泉forWinの将来につ... マリオ - 2005/06/25(Sat) 16:27 No.1944

皆さん、ご心配おかけしております、マリオです。
都万さんが「病気」と表現しておられるのは、複雑な事情を端的に説明しようとしたからだと思います。
かなり微妙な問題ですが、そろそろ私が事情を説明しなくてはならない時期のようです。

例の主力商品だったソフトの販売停止で売り上げが激減した時期のこと。
棋泉forWinのメインSEは優秀な方だったので、会社の窮状を察して「ウチで仕事しないかと誘ってくれる企業があるんですが…」と申し出があり、間もなく超有名企業に移籍することになりました。
そのときには「棋泉forWinのマイナーチェンジは自分がやりますし、順位戦CDのパッケージングくらいなら休日を活用して手伝います」という会話があったのですが、日を経てだんだんに連絡がつかなくなってしまいました。

しっかりしたソフト会社であればソースを保存しているのは当然ですが、彼は熱心な将棋ファンですし当時はこちらの事情を察して他に職を求めるなど前述の信頼的交流がありましたので、開発用のパソコンをSEの自宅に送り、会社には成果物しか残さなかったわけです。

(後略)

まとめると、

  • 「棋泉forWin」の制作に当たっていた中心人物が他社に移籍。
  • その人物が「開発用のパソコン」を持っているが、連絡が付かない。
  • 株式会社棋泉には「成果物」しか残されていない。

とのことです。「成果物」が何を意味するのかわかりませんが、プログラムの実行形式ファイルのみで、プログラムのソースが含まれないならば相当に危機的な状況です。バグの修正や新規OSへの対応などが困難になるでしょう。

ソースが残っているならちゃんとした人を雇って何とかすることもできるでしょうけれども、そうでないとすると棋泉forWinは未来がないということになってしまいます。いずれにしても早いところその人物を捜した方が良いでしょう。