アンチキルケ

フェアリー詰将棋Onsite Fairy Mateで出題のあった「アンチキルケ」というルールが面白いです。で、たくぼんさんがわかりやすい入門記事を書いて下さっています。さすがたくぼんさん、ポイントを押さえた解説ですね。

「キルケ」というのは詰将棋の変則ルールの一つで、そこから派生して「アンチキルケ」というルールが生まれたわけですが、そういう歴史は無視しても、単独で面白いルールです。

昨年将棋世界で王手将棋の解説記事を書いた中田功六段のように、変則ルールで将棋を指したことのある方は多いと思います。詰将棋でも変則ルールでの創作が行われており、詰将棋パラダイスに専門のコーナーがあるとかいった意味では指将棋よりも盛んかもしれません。

例えば、ばか詰とか安南詰といったように比較的作例の多い分野を掘り下げていくのが一つのスタイルですが、今回のように新しいルールを作り出して可能性を探るのも楽しいものです。上記の記事などを足がかりにこのような楽しみ方を体験していただきたいと思います。