コンピュータ将棋世界最強決定戦、YSSが優勝

11月16・17日に北陸先端科学技術大学院大で「コンピューター将棋2005世界最強決定戦」が行われました。5月に行われた第15回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した激指、9月に台湾で行われた10th Computer Olympiad 2005で優勝したTACOS、10月に行われたコンピュータ将棋王者決定戦 2005で優勝したYSS(AI将棋)の3つのソフトが集まってトップを争いました。結果はYSSが2勝して優勝。その棋譜などは上記リンク先からご覧になれます。

近年の将棋ソフト業界は様々なソフトが登場し群雄割拠の様相を呈しています。この3つ以外にも、実績のあるIS将棋(東大将棋)をはじめ、トップを狙えそうなソフトはいくつかあります。来年もまた激しい競争が続くことでしょう。

ところで、11月4日の囲碁ソフトを作りたい人向けの本で紹介した『コンピュータ囲碁の入門』の共著者の一人が、YSSの開発者である山下宏氏です。この本や山下氏については下記のエントリが参考になります。