アンテナ登録の囲碁関連ページについて

勝手に将棋アンテナ囲碁関連のページを登録していることについて、ミレニアムさんから1月29日にコメントをいただきました。

勝手な感想で申し訳ありませんけど、最近、囲碁関連のサイトが増えてジャマに思えます。1ビューにだいたい14のサイトが表示されますが、そのうち[囲碁]が3つもあるとげんなりします。囲碁サイトでは、将棋に触れていないので、情報量が1/5減っている勘定です。アンテナに囲碁サイトを加えた積極的な理由はあるのですか?

囲碁ブログは将棋ブログに比べると数が少なかったですが、最近になってどんどん充実してきている印象があります。例えば、今年1月には、gooブログで書かれている一群の囲碁ブログがgooの公式ブログとして認定されました。

最近、囲碁ブログの登録数を若干増やしていたのは、上記のような囲碁ブログ全体の発展を反映したものです。全体と比べるとそれほど数が多いわけではありませんが、代表的なページを登録していますので、更新頻度が高めで、ページ上部に表示される機会が多いのかもしれません。

私自身はときどき囲碁NHK杯を観戦するくらいで、囲碁に詳しいわけではありませんが、囲碁と将棋は関連性がもともと深いので、いくつかの囲碁ブログを楽しみに読んでいます。他の将棋ファンの方でも囲碁の代表的ページを読みたい方は多いだろうという考えのもとに、私から見て主だったものに限ってアンテナに登録してきました。私を含めて、将棋に関心のある人が囲碁のページを見たいと思うであろう理由はいくつか考えられます。一つは、囲碁・将棋では棋士同士の交流がありますので、囲碁ブログに将棋棋士が登場することがときどきある点です。

他にも、将棋界と囲碁界でお互いに良い部分を取り入れていくべきだという意味で、囲碁界の事情を知っておくことは有益であろうという考えもあります(当然ながら、逆方向もあると思います)。私個人としてはこれが最も大きな理由かもしれません。例えば、64強に入るまでは対局者にお金が入らない仕組みのBCカード杯(韓国棋戦)とか、ブログを活用した虎王戦とか、囲碁界でも新しい試みがいろいろと行われています。特に、海外や女性への普及は囲碁界の方が進んでいますから、そこで何が行われているのかを知ることは刺激があると思っています。

それだけでなく、将棋ブログと囲碁ブログでは全体的な色合いも何となく違いがあるような気もすることがあります。例えば「囲碁ボケ」のような企画は、私は将棋では見たことがありません。お隣だけど意外に知らない世界も面白いですね?というような気持ちもあって登録してきているのですがいかがでしょうか。

昨年5月にアンテナにいろいろ追加で書いたように、登録数の上限が200件になっていることに気付いてから、それまでよりも気軽にいろんなページを登録してきているのですが、私はむしろ報道各社のページや検索系のページを多めに登録しているのがどう思われているか心配していました。ニュースが出るときは同じ内容の記事が各社から配信されるという意味で重複してしまっていて、ミレニアムさんのおっしゃる「情報量」という点では最適でないかもしれません。以前のように逐一エントリを書いていた状況では、このページで私がまとめて紹介すればよかったのですが、それができない現状では、何か興味深い出来事があったときに、アンテナがある程度の代替的役割を果たしてくれることを期待して登録するページを選んでいます。

最後に、現時点で登録している囲碁関連のページを紹介します。

日本棋院
言わずと知れた囲碁の総本山。日本将棋連盟と異なりRSSを配信しているだけでなく、ニュースの出し方も日本将棋連盟より積極的なような気がします。(フォローしておくと、棋戦結果は日本将棋連盟の方が見やすいと思います。)関西棋院の方は登録していません。
週刊碁ブログ
週刊将棋と同じところに週刊碁が並んでいるのを見たことがある方は多いと思います。その週刊碁の公式ブログです。週刊将棋は独自にニュースを配信していますが、将棋世界でもブログをつけてみたら面白いのではないかと思います。言うだけなら楽という話かもしれませんが。
たかお日記
日本の囲碁界トップの一人、高尾紳路十段のブログ。将棋だと、こういうゆるめの文章をトップクラスの棋士が書くのは見ないですね。
メイエン事件簿
王銘エン九段の連載コラム。碁盤の図がない部分の文章は囲碁に直接興味のない人でも読み応えがあると思います。芯の通った考えを持っていて、それを表現する文章力もある。そういう人の文章は分野の壁を越えて読まれるものです。
日刊囲碁
囲碁データベースのコンテンツの一つ。特に、韓国や中国の記事も掲載しているのがすごいと思います。その他の地域でも、将棋は普及という点で大きく後れを取っていますので、囲碁を参考にしていく必要があるでしょう。
梅沢由香里のつれづれ日記
女流棋士のあり方は、囲碁界と将棋界で大きく異なる要素の一つです。中でも梅沢由香里女流棋聖は代表的存在です。将棋界にあって囲碁界にないのが羽生善治名人だとしたら、囲碁界にあって将棋界にないのがこの人と言ってもいいかもしれません。(両者の共通点を一つだけ挙げると、どちらも趣味悠々の講師を務めたことがあります。)
向井3姉妹のGO!GO!Diary☆
向井芳織初段向井梢恵初段向井千瑛三段の三姉妹のブログ。ここは、将棋の女流棋士のブログと雰囲気が似ているような気がします。

ほかにも、登録してもいいかなと思っているページが数件あります。私の考えはこんなところですが、囲碁関連のページについてどう感じている方が多いのかを見ながら、今後の方針を検討していこうと思います。