ルールと運用
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末続の両ひざを接触させる独特のスタート姿勢は、同種目決勝で審判員からクレームを受けた。この件に関し、日本陸連では競技規則の明確な解釈を求める措置をとっていたが、IAAFからの回答は22日までに届いた。
もともと競技規則162条4項には「両手と片ひざをトラックに接触しなければならない」とされていた。今回IAAFでは「2つ目のひざがどのような位置であろうと問題はない」と認めた。
先月の世界陸上200メートルで銅メダルを獲得した末続慎吾選手ですが、決勝のレースでは両膝をつけてスタートする姿勢が違反とされ、片膝を上げる構えに変えさせられていました。これが誤りであったことが認められたそうです。
独特のスタイルがルールに違反するかどうかというのは、スポーツではこのような形でときどき争われることがありますが、それはもちろんルールの解釈の違いを巡る争いであるわけです。独特なスタイルであっても、ルールの文面上許されているならば当然許されなければなりません。将棋界ではそもそもルールブックが簡単に参照できるようになっておらず、いまだにそのような争い以前の状態のままです。将棋を世界に広めるつもりがあるのなら、まずこの点を改善していく必要があるでしょう。