ビギナーズ戦法事典

KANSAI-SHOGI.COMの一コンテンツ。非常に充実しています。当初連載が始まった頃は、どうせ途中で更新が止まってしまうのだろうとあまり期待していなかったのですが、着々と更新を重ねて本当に全戦形を網羅してしまいそうです。ひょっとするとすでに連載終了分まで原稿が完成しているのかもしれません。

原稿という言葉を使ってしまいましたが、このページはプロの手が入っているように見えます。プロといっても将棋のプロではなく、将棋を教えるプロ、そして本づくりのプロですね*1

例えば、今回更新分の「筋違い角」では「まずは「筋違い」という言葉の意味について」というところから入っています。言われてみれば説明しておきたい事柄ですが、書く立場になると手順ばかりに気を取られて忘れてしまいそうです。また、ページの構成でも、小見出しや図面の説明に安定感があります。全体を貫く方針を決めていないとなかなかこのようには書けません。

もしかしたら、このページは紙の本として出版される予定でもあるのでしょうか。少なくともそれだけのクオリティのあるコンテンツです。

*1:手順を選ぶにあたって関西棋士の意見が反映されているということは、もちろんあるでしょう。