将棋日本シリーズ、羽生善治三冠が優勝

JT将棋日本シリーズ勝戦久保利明八段 対△羽生善治三冠の対局は、150手で後手の勝ちでした。羽生三冠はこの大会3度目の優勝です。棋譜http://www.jti.co.jp/JTI/shogi/ でご覧になれます。

先手は8筋、後手は2筋に飛車を構えての相振り飛車戦。先手は美濃、後手は片矢倉に囲いました。先手が馬作りを見せたのに対し、後手は堂々とその攻めを呼び込み先手の攻めを受けきれるかどうかという展開でしたが、▲4四角や△2七飛成など双方に強い手が飛び出し激戦の終盤となりました。先手玉は端で粘り、後手玉は広い上部に脱出して泥仕合の様相を呈しましたけれども、最終的には後手が駒得しながら逃げ切る形となりました。

ところで、この将棋の実況はシンプルで好感が持てました。余計な装飾は不要なので、他の実況ページもこのように実質的な部分に労力を割いてほしいものです。