棋王戦挑戦者決定戦第1戦は深浦康市七段の勝ち

昨日行われた棋王戦挑戦者決定戦第1戦▲深浦康市七段 対△谷川浩司王位の対局は、87手で先手の勝ちでした。棋譜や対局の姿は棋王戦中継のページでご覧になれます。

後手のゴキゲン中飛車に対して、先手は5五の位取りを許した上で右銀を3六へ繰り出す急戦策を選択しました。対して後手は軽く△5六歩から飛車を走りましたが、逆に先手に左銀も繰り出されやや苦しい展開に。51手目の▲6二銀が急所に入って勝負が決まった感じでした。

敗者組から勝ち上がった深浦七段がこの対局を制したことで、決着は次に持ち越されました。年明けの1月9日に行われる第2局の勝者が、丸山忠久棋王への挑戦権を獲得します。