C級2組順位戦展望

昨日C級2組順位戦8回戦が一斉に行われました。将棋順位戦データベースを参考に、残り2戦の展開を考えてみます。

C級2組は44名の大所帯。この中の上位3名がC級1組へ昇級、下位8名が降級点となります。

昇級争いは次のよう。

  1. 7勝1敗(09) 宮田敦史四段
  2. 7勝1敗(12) 千葉幸生四段
  3. 7勝1敗(20) 安用寺孝功四段
  4. 7勝1敗(42) 横山泰明四段
  5. 6勝2敗(01) 山崎隆之五段
  6. 6勝2敗(08) 飯島栄治四段
  7. 6勝2敗(11) 田村康介五段 他3名

昨日の7回戦で千葉四段、山崎五段、飯島四段に土が付き、混戦の様相を深めています。特に昇級大本命と思われた山崎五段のつまずきは予想外。自力の目がなくなってしまいました。どの棋士も残り全勝しかなさそうです。2敗での昇級がどうか微妙ですね。

個人的注目は横山泰明四段。C級2組を1期で抜けられれば、かなり久しぶりのことです。

降級点争いの方は成績を書くのは面倒なのでやめておきます。個人的注目は武市三郎六段。なんと、すでに4勝4敗とほぼ安全圏に逃げ出しています。いつもぎりぎりで降級点を逃れてきた武市六段らしくない……と言ったら失礼ですが(笑)、マニアックな楽しみが一つなくなってしまったのは確かです。ここから降級点取るとかいう逆ミラクルはまさかないでしょうね。