NHK杯戦に羽生善治三冠が登場

今日のNHK杯テレビ将棋トーナメント羽生善治三冠 対△中田宏樹七段の対局は69手で羽生三冠の勝ちでした。相掛かり▲2八飛▲3六銀型から、後手が先手の攻めを呼び込んで派手な斬り合いになりました。しかし、その手順は先手が読み勝っていたようで飛車の素抜きが見事に決まり、短手数で先手の勝ちとなりました。

11時半前に終局してしまったため、感想戦を30分も見ることができました。「こういう手がありますか?えーと……」(数秒考えて歩を進める ← おそらくこの間に、攻め合って一手勝ちになる変化をいくつも読んでいる)という感じで水面下の読みの深さが印象的でした。声が小さいので対局者の2人がしゃべっていることはほとんど聞き取ないし、聞き取れてもかなり先の局面の話をしていたりで解説なしでは理解できない部分が多いのですが、逆にそれがリアルな雰囲気を醸し出していました。

NHK杯もベスト8が出揃ってきています。ここまで来ると見逃せない対戦が目白押しで楽しみです。