王将戦第3局、森内俊之竜王が2勝目

18・19日に行われた王将戦七番勝負第3局▲羽生善治三冠 対△森内俊之竜王の対局は138手で後手の勝ちでした。棋譜スポニチアネックス レジャー 王将戦でご覧になれます。

後手の四間飛車で始まったこの将棋、後手が9筋の端歩を詰めた後▲9八香 △9二香という進行から相穴熊かと思われたのもつかの間、直後に▲7八銀 △7二銀と進んで肩すかしを食らいました。その後先手は銀冠穴熊に潜ったのに対し、後手は△7三桂と跳ねて穴熊を放棄。封じ手で△5五歩と積極的に動いていきました。それに対し、先手は桂損ながらも歩を大量に得する手順を選択していったん局面を落ち着かせました。ここで後手は玉頭から激しく動き、厚み勝負の激戦となります。長いこと訳のわからない戦いが続きましたが、最終的に後手の玉の広さが生きる展開で後手が一手勝ちとなりました。私にはどこで形勢がどうなっていたのかさっぱりわかりません。

これで森内竜王が2勝1敗として一歩リードしました。第4局は来週の25・26日(水・木)に行われます。