名人戦七番勝負第1局1日目

名人戦七番勝負第1局▲羽生善治名人 対△森内俊之竜王の対局は1日目が終了しました。

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲4八銀 △3三角という出だしから、後手は意表の向かい飛車に。封じ手の局面では先手左美濃に対して後手が穴熊に潜ろうとしたところです。普通の銀冠対振り穴と違って△4四歩を突いていないのがどう影響するのでしょうか。

今回の名人戦は、例年に増して重みのある勝負となりました。もし羽生名人が防衛すれば、通算5期目ということで永世名人の資格を獲得します。一方森内竜王が奪回すると竜王・名人・王将の三冠となり、名実ともに将棋界のトップに立ち、羽生名人が第一人者の座から滑り落ちることになります。まさに天下分け目の戦いと言えましょう。

そんな中で勝敗予想の投票が行われています。いずれも羽生名人優勢のようですが、果たしてどうなるでしょうか。