名人戦第5局は同型角換わり腰掛け銀に

本日から明日にかけて行われる名人戦第5局▲羽生善治名人 対△森内俊之竜王の対局は1日目が終了しました。

戦形は同型角換わり腰掛け銀。そこから3月の王将戦第6局▲森内△羽生と同じように進行したまま、▲2三歩までで封じ手となりました。明日、どちらが先に手を変えるのか注目されます。屋敷伸之九段はどちらかと言えば後手を持ちたいと話していましたが、多くの棋士が研究している局面なのでテレビで話しにくいような手がどこかにあるのでしょうね。

NHKBS2での中継ではその王将戦棋譜をなぞるだけでほとんど解説らしい解説がなかったのですが、副立会人の屋敷伸之九段が登場したところでにわかに面白くなりました。会場の拍手に迎えられて登場した屋敷九段に、泉浩司アナウンサーが「今の拍手には『順位戦B級2組昇級おめでとうございます』という意味も込められていたと思います」と話し出し、屋敷九段から「(C級1組にいた)14年間は気付いたらたっていたという感じでした。」というような言葉を引き出していました。そして、そのあとの「14年間のうち次点は何回ありましたか?」というのはちょっときつい質問でした(^_^;。タイトル戦中継は泉アナが一番だなと感じた次第です。