羽生善治二冠が4連勝で王将奪還、三冠に

昨日から今日にかけて行われた王将戦七番勝負第4局▲羽生善治二冠 対△森内俊之二冠の対局は、85手で先手の勝ちでした。棋譜は明日にでもスポニチアネックス レジャー 王将戦に掲載されます。

これで羽生二冠が4連勝で王位・王座・王将の三冠に。森内二冠は名人の一冠に後退です。

この将棋の終局時間は午後0時13分でした。お昼にチェックしていたら終局の記事が出ていたのでびっくりしました。2日目の昼食前に投了というのは極めて異例だと思います。前例はあるのでしょうか。

テレビ中継のある名人戦ではこういうことのないようにがんばってほしいです。ご本人が一番身にしみているとは思いますが。

11日追記:羽生、攻め勝つ将棋でスピード奪還 第54期王将戦第4局によると、「考えられないほど早く対局が終わったため、大盤解説が行われた「白鷺荘別館」北館2階「丹頂の間」では急きょ、羽生のトークライブが約30分間行われた。九州各地や山口県から集まった約150人の将棋ファンを前に「2日制の対局で昼食前に終わった経験は記憶にない」と初体験の驚きを口にした羽生。色紙と扇子の「サプライズプレゼント」も用意され、予定になかったイベントは大盛況だった。」ということで、余った時間をつないだそうです。

また、日本将棋連盟デジタルショップSHOGIメールマガジン2月11日増刊号によると、「2日目昼休前の終局というのは、1989年8月16・17日に行われた第30期王位戦第4局の11時47分終局以来です。」とのことです。