日本将棋連盟が瀬川晶司氏のプロ入りを「前向きに検討」

3月1日、アマチュア強豪・瀬川晶司(せがわしょうじ)氏(34)より理事会宛てに、日本将棋連盟の正会員になる事を希望する「嘆願書」(2月28日付)が提出されました。理事会は、この件に関し、今後前向きに検討していくことに致しました。

嘆願書の文面は公表されていませんが、希望が「日本将棋連盟の正会員になる事」というのが注目です。つまり、奨励会三段リーグ入りではないということですね。

この件について、マスコミ各社も報道しています。

嘆願書を出したのはアマチュア名人戦王将戦で優勝した経験がある強豪で、横浜市に住む瀬川晶司さん(34)です。瀬川さんはかつて14歳の時に、プロ棋士を目指して日本将棋連盟奨励会に入りましたが、26歳の年齢制限までに4段に昇進できなかったため、プロ入りを断念しました。しかし、その後、アマチュアとして活躍し、アマの参加が認められている公式戦での対局でプロ棋士に対し、16勝6敗、7割2分7厘の高い勝率をあげ、トップリーグのA級に所属する8段の棋士を破ったこともあります。このため、瀬川さんは日本将棋連盟に対し、特例としてプロ入りを認めて欲しいという嘆願書を提出しました。今の奨励会制度になってからこうした特例が認められたことはありませんが、日本将棋連盟は「今後、理事会で前向きに検討していく」と話しています。

ここまでの経緯などは瀬川晶司氏プロ入り希望問題リンク集のページに記しています。