竜王戦に新制度導入の提案

よみなおの独り言3月24日付によると、読売新聞の側から日本将棋連盟に対して竜王戦のシステムに関する申し入れが行われたそうです。

先週は、竜王戦システムの手直しを検討するよう改めて連盟に申し入れした。棋士から要望の多い1組重視(改革案は何通りかある)と、契約覚書で検討する旨が記されている奨励会員の6組参加の2点である。当方は来期からの実施を訴えた。ただし既得権に拘る棋士が多いらしいので楽観はできないようだ。

「1組重視」というのは具体的に何を指すのか不明ですが、「ランキング戦1組で優勝すると挑戦者になれない」というジンクスを気にしていたりするのかもしれませんね。

もう一点の「奨励会員の6組参加」は面白いですね。現在、奨励会員の参加が認められているプロ棋戦は新人王戦だけ。実現すれば、全棋士参加の棋戦では初めてとなります。アマチュアだけでなく、奨励会員の対局機会を増やすことは将棋界全体の底上げにつながるのではないでしょうか。