記者会見と今後

昨日は記者会見などの動画を見ると書いたもののそのまま寝てしまったので、今日になってから見てみました。要点を昨日のエントリBIGLOBEストリームで記者会見などの動画配信に追加してあります。……と思ったらと金通信局に記者会見の書き起こしがありますね。労作です。

途中、米長邦雄永世棋聖の口から「新しい時代の幕開けが始まった」という言葉が出ていました。これは「馬から落馬」系の誤りだと思いますが、意外に本質を表しているのではないかと私には感じられました。

中井広恵女流六段の件に関連して、「対局の内容によっては来年の総会に計られる「プロ編入のための委員会」(仮称)で討議が考えられる。」という言明があります。この委員会でアマチュアのプロ入り制度を確立したときに、初めて「新しい時代の幕開け」と言えるのではないでしょうか。現時点では、まだ幕が開きかけているだけということです。

今回の瀬川氏の「特例」は、将棋界の歴史に残る本当に特別なものでしょう。一ファンとして楽しめるものは楽しみつつ、今後の制度がどうなるのかにも注目していきたいと思います。