青森県百石町で「王将館」がオープンへ

百石町の大山将棋記念館(王将館)が二十一日、同町みなくる館の隣接地にオープンする。名誉町民の故大山康晴十五世名人の業績や将棋の面白さを紹介するさまざまなコーナー、自由に将棋を指せる対局席などがある。開館に合わせ二十、二十一の両日、みなくる館で第二十回全国将棋祭りが開かれ、さまざまなイベントが催される。

これに関連して、本日付の日本経済新聞朝刊36面に「大名人が育てた将棋の町」という見出しの記事が出ています。

筆者は中戸俊洋氏。季刊誌「将棋天国」(現在は休刊中)を氏が創刊してまもなくの1976年、大山康晴十五世名人が初めて百石町を訪れました。それから亡くなるまでおよそ200回も足を運んだそうです。

そして、1989年に中戸氏は私財を投じて「大山将棋記念館」を開設しました。これが今回オープンした大山将棋記念館のもとになった施設です。そのような功績から中戸氏は1998年度に、百石町は2002年度に大山康晴賞を受賞しています。