プロ編入試験第4局、瀬川晶司氏が逆転で勝って2勝目

本日行われたプロ編入試験第4局▲中井広恵女流六段対△瀬川晶司氏の対局は、124手で後手の勝ちでした。これで瀬川氏の成績は2勝2敗。プロ入りまであと1勝となりました。棋譜・解説などは上記リンク先よりご覧になれます。この対局のダイジェストおよび解説動画は12日にBIGLOBEストリーム 趣味>将棋プロ編入試験で公開される予定です。

振り駒で瀬川氏は後手に。これで4回連続の後手番です。戦形は横歩取り8五飛戦法に先手が5八玉3八金型で対抗する形となりました。しばらくは過去の実戦例がある手順が続きましたが、43手目の▲4四歩が新手。しかし、木村一基七段によれば過去の実戦ではかわりに▲3三角成で先手有利とされていたところだそうで、疑問だったのかもしれません(参考:瀬川さん、面白くなったか)。しかしその直後に後手が歩のたたきをかわしたのが疑問手だったようで、うまくとがめて急襲をかけた先手が局面をリード。ところがそこから後手は粘りの受けを見せ、最後に先手の悪手が出て逆転で後手の勝ちとなりました。先手は最後に壁銀がたたりました。

また、この対局が進行中の午後5時からテレビ東京系で放送された速ホゥ!*1で 「刺客は女性 会社員棋士が正念場!」というタイトルで取り上げられたようです。

*1:「ゥ」は小さい文字が正しいようですが、公式サイトでは大きな「ウ」になっています。