森内俊之名人が角落ちでYSSに勝利
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昨日から本日にかけて開催された第3回国際将棋フォーラムで行われた将棋ソフトYSSと森内俊之名人の角落ち戦は127手で上手森内名人の勝ちでした。
このイベントでは多数の国の選手が集まって大会を行う「国際将棋トーナメント」をはじめとして様々な催しがありました。その中で注目を集めたのが「第3回コンピューター将棋王者決定戦」。初手から1手30秒の早指しで、8つのソフトが総当たり戦を行いました。この大会で優勝したのがYSS(商品名 AI将棋)。7戦全勝という快挙です。この優勝により、森内俊之名人に角落ちで挑戦する権利を得ました。
そして行われた角落ち戦。30秒将棋というのはソフトに有利かと思われましたが、森内名人はしっかりと勝ちきりました。棋譜は公開されていないようです。来週の週刊将棋か今度の将棋世界あたりに掲載されるでしょうか。
対局は初手から1手30秒の早指し。中盤、ソフトが意表をつく勝負手を繰り出して森内名人を動揺させたものの、最後は127手で投了に追いこまれた。
局後、森内名人は「人間と先を読む感覚が違うのでとまどった。負けなくて良かった」とほっとした表情。山下さんは「勝てるかなと思った時もあったが、名人の壁は厚かった」と話していた。
日本将棋連盟は、プロ棋士が公の場でソフトと対局するのを禁止しているが、今回は主催イベントのハンデ戦ということで実現した。タイトル保持者とソフトの対局は同連盟の機関誌でも行われており、渡辺明竜王(21)が、やはり角落ちで別のソフトに勝っている。
上で言及のあった角落ち戦は9月に発売された将棋世界10月号に掲載されたもの。渡辺明竜王が激指と対戦して角落ちで勝っています。しかし、同時に対戦した木村一基七段はまさかの敗戦でした。
追記:今回の大会はすべてのソフトが同じ条件のハードで戦う規定になっており、CPUにはPentium4 2.8GHzが使われました。これは将棋世界でのスペックよりも劣っています。
さらに追記:ゆうなとダディ:国際将棋フォーラムに角落ち戦の棋譜が出ています。
10月24日追記
YSSと彩のページでYSSの棋譜が掲載されています。(http://www32.ocn.ne.jp/~yss/gp2005yss.lzh)
10月26日追記:コンピュータ将棋 各種大会 棋譜集に棋譜が出ています。