渡辺明竜王が4連勝で防衛、史上最年少九段に

本日行われた竜王戦第4局▲渡辺明竜王 対△木村一基七段の対局は、101手で渡辺竜王の勝ちでした。棋譜・解説などは第18期竜王戦中継および第18期竜王戦中継siteでご覧になれます。

これで渡辺竜王は4連勝。竜王位の初防衛を決めました。竜王2期の実績により、渡辺竜王は11月30日付で九段へ昇段したそうです。とはいえ、この調子なら九段と呼ばれるのはまだまだ先の話でしょう。

渡辺は竜王2期獲得で、規定により30日付で最高段位の九段となった。21歳7カ月での九段昇段は、谷川浩司九段の21歳11カ月(名人1期で九段。資格獲得は21歳2カ月だが、当時の規定で翌年度に昇段)より早く、史上最年少記録。

以前なら、同一年に2度の昇段は原則認められなかったはずです。規定そのものが変更されたのか、解釈が変わったのかわかりませんが、その変更の恩恵を受ける形で史上最年少記録が達成されたことになります。順位戦でC級のまま九段へ昇段したのも史上初でしょうか。