7日に順位戦C級1組第10回戦

2月7日に順位戦C級1組第10回戦が一斉に行われます。C級1組は上下ともかなり絞られてきているので、現時点での状況をまとめておきます。

昇級の可能性はすでに3名にまで絞られています。

昇級候補の本命だった山崎六段と渡辺竜王の間に岡崎六段が割り込んできました。この3名で黒星は合計2つだけ。その2つはいずれも直接対決によるものです。山崎-岡崎戦が組まれていないのがどう影響してくるでしょうか。岡崎六段は星をまとめることがあるようで、降級点を抱えて順位最下位という状態で6連敗してから4連勝で奇跡の残留を果たした1999年度の順位戦を思い出します。

山崎六段は頭一つ抜け出してあと1勝で昇級が決まります。そして、もう一人の自力は順位の関係で渡辺竜王となっています。岡崎六段は7日は空き番ですから、いずれにしても最終戦まで決着はつきません。

一方、下位の成績は以下のようになっています。(休場者を除いて降級点5名)

  • 23. 3勝5敗(12) 中座真五段
  • 24. 3勝5敗(16) 神崎健二七段
  • 25. 1勝7敗(01) 田丸昇八段
  • 26. 1勝7敗(14) 田中魁秀九段
  • 27. 1勝7敗(22) 淡路仁茂九段(降級決定)
  • 28. 1勝7敗(23) 児玉孝一七段(降級決定)
  • 29. 0勝8敗(29) 石田和雄九段(降級決定)

淡路九段・児玉七段・石田九段の降級点はすでに確定。いずれも2つ目の降級点ですのでC級2組へ降級となります。また、有森浩三七段は2期連続の休場で2つ目の降級点となり、やはりC級2組へ降級です。

残りの降級点は2つ。田中魁秀九段が逃れる可能性は小さそうです。田丸八段は順位が良いので、残り2戦を連勝すれば逃れそうです。そう考えると3勝者も油断できません。