酒井順吉六段が引退

12日付のこの記事で知ったのですが、酒井順吉六段が3月31日付で引退していたそうです。たしかにKANSAI-SHOGI.COMの棋士紹介では引退となっています。

私がこれに気付かなかったのは、日本将棋連盟サイトで引退が告知されていなかったためです。実際、現在も酒井六段の現役の棋士紹介ページが残っています。棋士にとって昇段も大事ですが、引退はもっと大事だと思います。引退から2週間たってもそれが反映されていないというのは、引き継ぎがうまくいっていないというだけでは済まなくなってくるのではないでしょうか。以前にも書いたとおり、公式サイトには正確かつ迅速な更新を求めます。

4月16日追記

16日に酒井順吉六段の紹介ページに「(現在参加中の棋戦終了後引退)」という文が追加されました。名無しさんからコメントいただいたように、ある日付で引退となるものの進行中の棋戦については負けるまで参加するということは過去にも例があります。そうではなく、全ての棋戦で敗退してから引退届を提出することも可能です。ただ、引退届が提出されていないのであれば引退が確約されたような書き方はしないでしょうから、やはり前者なのかなと思います。そうだとすれば、引退届が提出されたことはやはり告知するものではないでしょうか。今年1月に引退した西村一義九段のときは告知されていました。忘れていたわけではなく、お知らせに何を書くかの基準がまだ定まっていないということなのかもしれません。