名人戦契約問題についていろいろ(9)

毎日新聞は「名人戦問題取材班」を立ち上げ、21日付朝刊でこの問題を特集しました(昨日紹介した記事と同じ)。1ページまるごと使っての特集は、皮肉なことに近年で最も大きな将棋記事ではないでしょうか。

これに対し、さわやか日記4月21日(金)18時39分1秒付によると米長邦雄永世棋聖は21日に毎日新聞社を訪れ釈明したそうです。

午後2時。毎日新聞社を訪問しました。
誤解があるようでお叱りを受けました。
改めて書面をお受け取り頂き、後日ご連絡をお待ちすることになりました。

「誤解がある」は「誤解を与えた」と書きたかったのだろうだと思いますが、それはともかく、毎日新聞社はこれに対し質問状を送付したということです。

読売と産経の記事の中では、森内俊之名人が毎日寄りと受け取れる発言をしたと書かれています。

現在、名人でもあり、名人戦谷川浩司九段の挑戦を受けている森内俊之棋王は「スポンサーとの信頼関係は大切」と語り、毎日支持ともとれる立場を示した。

スポンサーを大切にすることは当然なのでこの一言だけでは毎日支持かどうかはわかりません。下記の共同通信記事ではその部分は避けて引用されているのですが、朝日への移管を歓迎していないように見える読売だけでなく産経も一致してそうかいているということは、文脈的にそう受け取れる余地が大きかったのかなと思いました。

それから、大阪の毎日放送で21日の午後に放送されたちちんぷいぷいでこの問題が取り上げられたそうです。