将棋大賞最優秀棋士賞に佐藤康光二冠
- 第34回将棋大賞(日本将棋連盟)
- 06年度最優秀棋士賞に佐藤康光二冠(読売新聞)
- 将棋大賞:佐藤棋聖が初の最優秀棋士賞に(毎日新聞)
- 最優秀棋士賞に佐藤棋聖 第34回将棋大賞(産経新聞)
- 最優秀棋士に佐藤2冠 第34回将棋大賞(東京新聞)
3月30日に2006年度の活躍を対象とする将棋大賞が発表になりました。最優秀棋士賞は佐藤康光二冠。タイトル戦5回挑戦(6回登場)に加えJT杯・NHK杯優勝もありながら微妙な情勢が続いていましたが、先日の棋王奪取が決め手になりました。最多対局賞・最多勝利賞も獲得で今年度の充実ぶりが表れています。
勝率1位賞は阿久津主税五段。4月から始まる朝日オープン五番勝負が注目されます。
最優秀女流棋士賞は矢内理絵子女流名人でしたが、それに次ぐ女流棋士賞は里見香奈女流初段となりました。棋戦の成績では優勝なしということで異例のような気もしますが、話題性と今年度勝率1位(18勝5敗)というあたりが評価されたのでしょうか。
升田幸三賞は佐藤康光二冠が初受賞となりました。戦法なのか妙手なのかわかりませんが、戦法だとするとゴキゲン中飛車の▲9六歩でしょうか。こういう表現でわかる人がどのくらいの割合いるのかはともかく、今年度の流行の最先端だったことは間違いありません。こういったことも含めて、5月発売の将棋世界6月号に選評が掲載されると思うので読んでみようと思います。