みなかみさんのA級シミュレーション

[3814] A級シミュレーション 投稿者:みなかみ 投稿日:2003/10/06(Mon) 12:07

いつものように,レーテイング持点差を対戦勝率に換算し,順位戦を百万回シミュレートした結果を100で割った値です。◎などは週間将棋の予想。

棋士数10 昇級数:1 降級数:2 左:10月3日 右:前回
____ 持点 _勝敗_ 挑戦_ 陥落  持点 挑戦 陥落
森内俊之 2923 ○○○○ 5629_ 0000  2930 4536 0000
佐藤康光 2847 ○●●○ 0131◎ 0084  2842 0098 0377
藤井_猛 2784 ●○●● 0003○ 1012  2828 0079 0406
谷川浩司 2921 ○○○● 1757_ 0002  2894 2997 0002
丸山忠久 2858 ●○●○ 0153△ 0061  2850 0142 0230
青野照市 2636 ●●●● 0000_ 8290  2626 0000 7400
三浦弘行 2760 ●●○○ 0030_ 0755  2740 0011 2207
島_朗_ 2632 ●●●● 0000_ 9690  2641 0000 9120
久保利明 2819 ○○○● 0572_ 0086  2800 1225 0081
鈴木大介 2882 ○●○○ 1726_ 0022  2866 0912 0176

島朗八段の降級確率は0.969だそうです。がんばって踏みとどまってほしいです。残留できたら応援サイトを作ります。と書いてみたり。

ちなみに、島八段が挑戦する可能性も、森内俊之九段が降級する可能性もまだ残っているそうです。

なお、星取り表などは将棋順位戦データベースでどうぞ。

ルールのわからないゲーム

今日になって、double crown's pieces持ち駒を隠すに反応。

教訓:公式ルールを知ることが肝心。だけど日本将棋連盟のサイトにはキチンと掲載されていませんけれどね。何故かは不明ですが、おそらく普及に興味がないのだと思います。

あまり普及に興味がないというのはおそらく正しいですが、対局規定を外に出せない理由もあるのかもしれませんね。とりあえず、現在の将棋は外からはルールのわからないゲームになっているわけで、あまり良くないと思っています。

個人的には将棋世界1993年1月号付録の「'93年版 将棋ルールブック」の方が、対局規定に比べてルールとしてよく考えられているのではないかと想像しています。そこで、これをHTML化して非公式に公開してしまってはどうかと思っているのですが、日本将棋連盟は許してくれますかねえ。

棋譜再生プログラムの歴史

私の知る中で、最初に作られた棋譜再生プログラムは Shogi Viewer Applet(http://www.club.innet.be/~jballet/ShogiViewer/)である。現在は配布元サイトがなくなっているので詳しいことはわからないが、下のページのように海外のページでは使われることがあるようだ。比較的シンプルな構成で、小さめの盤になっている。

日本で初めての棋譜再生プログラムは1998年3月に公開されたkif2htmlである。これはJavaScriptベースのプログラムで、その性質上必然的にオープンソースとなり改造がしやすいという利点がある。これを参考に、DHTML中将棋盤が作られた。

しかし、kif2htmlは一つの棋譜を表示するのに1ページ丸ごと使ってしまうため、ページづくりが制約を受けるという難点があった。これを改善したのが1998年9月に正式公開された勝田将棋盤である。JavaAppletとして比較的小さいファイルサイズで安定した動作を実現し、利用者が大きく増えた。

その一方で、それとは別の方向性を持ったプログラムも開発されていた。HPで棋譜再生は現在元サイトが消失しているが、一つのアプレットで複数の棋譜が扱えるという独自の機能を持っている。サイズが大きいのと、今ひとつ安定性に欠けるのとでそれほど普及しなかったのが惜しまれる。

そんな中、柿木将棋で知られる柿木義一氏が2000年12月にリリースしたのがKifu for Javaだった。これは、Kifu for Windowsのインターフェースを受け継ぎながら棋譜をウェブ上で再生するためのJavaAppletで、kifファイルから直接棋譜を読み込むため、設置するための手間が大幅に削減されたことが特徴である。しかし、その分動作がやや重くなったのが難点と言えよう。それでも、初めて分岐棋譜に対応したこともあり、現在最もよく使われる棋譜再生プログラムではないかと思う。

一方2001年1月に公開されたのがES将棋盤だ。これは勝田将棋盤とKifu for Javaを足して2で割ったようなソフトで、勝田将棋盤より見栄えし、Kifu for Javaより軽く作られている。(逆に勝田将棋盤より不安定で、Kifu for Javaより設置が面倒とも言える。)その後、分岐棋譜に対応したこともあり、これもよく使われるプログラムとなった。現在は、勝田将棋盤、Kifu for Java、ES将棋盤が三強となっている。

そんな状況の中、主流のソフトたちとは別の独自の特徴を持つプログラムも多数開発されている。

Banはシンプルな外見が特徴で、ページ中に埋め込んでもそれほど違和感がない。Kifu Player for Webは、JavaScriptによる棋譜再生プログラムを独自の掲示板と連携することで、棋譜を投稿可能な掲示板システムとなっている。TMKPop棋譜再生ではなく図面表示のみのJavaAppletだが、画像を作成する替わりとして使えるように作られている。詰将棋盤詰将棋専用で、詰将棋をJavaAppletが解いてくれるという思考ルーチンが搭載されている。

このように、棋譜再生プログラムは様々なものが開発されてきた。将棋を指す人がプログラミングを覚えると、開発してみたくなるものなのかもしれない。

上で触れたリンクを下に再掲しておく。

三段リーグの棋譜を残したい

ある棋士の日常10月6日分より。

最後の小暮氏の提言の、「三段リーグ棋譜を残す」という部分には、私もおおいに賛成したい。…というよりは、前から私も考えていたことでもある。

三段リーグの中には、棋士うしの対局以上に勉強になる棋譜もたくさんあると、私は考えている。

理想的な解決策は、三段リーグにスポンサーをつけることですね。将棋界を知っている人なら、ある意味で最も熱いのが三段リーグであることを知っているはずですから、不可能なことではないと思います。奨励会員の苦労も軽減されて一石二鳥。

段組の苦労

今日になって思い出しましたが、DocTypeスイッチをStandardモードにしたら、floatやclear関係の見栄えがうまく揃った記憶があります。

ただ、Standardモードになると、文字の大きさが変わって見えるようになるので、font-sizeは%単位で指定するのがおすすめです。