奨励会三段リーグは残り4戦

昨日と本日奨励会三段リーグの第14・15回戦が行われました。これで残りは4戦です。

三段リーグはプロの卵たちの棋戦。ここで2位以内に入ると四段に昇段でき、晴れてプロと認められます*1。逆に言うと、ここを勝ち抜かない限り将棋を指して生活することはできません。その意味で、三段リーグは将棋界で最も過酷なリーグです。

今期は既に昇級候補が絞り込まれており、上位陣は以下のようになっています。(かっこ内の数字は昨期の順位。)

  1. 13勝1敗(05) 片上大輔
  2. 11勝3敗(09) 佐藤天彦
  3. 10勝4敗(02) 水津隆義
  4. 10勝4敗(03) 中村亮
  5. 10勝4敗(23) 長岡裕也

トップを独走するのが片上。昨日初めて土をつけられましたが、盤石の態勢です。あと2勝で1位が確定。1勝でも昇段の可能性が大です。それを追うのが3敗の佐藤。三段中最年少(16歳)ということもあり注目されています。さらにそれを4敗の3名が追います。偶然にもこの上位陣同士の直接対決が多く残っており、これを制した者が勝ち残るサバイバルレースの様相を呈しています。何が起こるか、今後も目が離せません。

*1:3位を通算2度でも四段に昇段できますが、その場合には順位戦に参加できないという大きなハンディを背負うことになります。

棋王戦5番勝負開幕特集

明後日8日(日)に開幕する棋王戦五番勝負。丸山忠久棋王谷川浩司王位が挑戦します。以前は名人戦でもあったこの組み合わせですが、最近丸山棋王は角換わりと横歩取り以外の戦形も指すようになったので、展開の予測は難しくなりました。個人的には矢倉希望です。

年賀詰結果発表

詰将棋おもちゃ箱で募集されていた「年賀詰お気に入り投票」で最多得票を獲得したのは、コーヘイ天国の乱!で発表された山田康平氏の作品でした。

手順の良さもさることながら、評価された最大のポイントは一辺16の盤を使用するというアイディアでした。「こんな字形を作りたいけど、将棋盤じゃあ入りきらないから」などと考えてあきらめた人はたくさんいたと思われますが、本当に盤を広げてしまったのはさすがです。ある意味禁断の領域と言えます。これを真似て駄作を作られるとうんざりしますが、まあ大丈夫でしょう。

朝日オープン羽生・森内戦をネット中継

一週間後の2月13日(金)に行われる羽生善治三冠対森内俊之竜王のたいきょくが、asahi.com 将棋でウェブを通じて実況中継されるそうです。柔軟な対応がうれしいですね。もちろん無料です。

Bulkfeeds

ARTIFACTで知ったのがこのサイト。検索サイトです。対象をウェブログ系に絞るかわりに、最新のページが検索できるようになっています。

まだ使い方がよくわからないのですが、「将棋」で検索してみるといろいろなページが出てきました。使いにくく感じたのは以下の点。

  • 2ちゃんねるのミラーが出てくる。将棋の場合はほとんどが囲碁・将棋板なのであまり意味がない。
  • 「将棋倒し」のニュースを取り上げたページが引っかかる。
  • ここのエントリーが大量に引っかかる(汗)。

これを回避するような手段があるのかもしれません。使い込んでみる必要がありそうです。

で、見つけてきたのが次項の話題。

IME用将棋用語辞書

将棋の話題でチャットをしているときなど、「11」を「1一」へ変換するとか、「桂香」のような言葉をぱっと変換したいと思うことがあります。そんなときに有効なのが役に立つ!?IME将棋辞書のようにIME用の将棋辞書。同じようなものがいくつか存在しますが、sourceforge.jp上で本格的に作られているのは初めて見ました。