プロ編入試験第5局、ダイジェスト動画配信開始

一昨日のプロ編入試験第5局、瀬川晶司氏が勝ってプロ入り決定に、新聞記事へのリンクを少しだけ追加しました。瀬川晶司氏プロ入り希望問題リンク集(その2)は本格的に更新中です。

6日に行われた瀬川晶司氏のプロ編入試験第5局のダイジェスト動画および森下卓九段による解説動画が配信開始されました。ダイジェスト動画は、終局後の記者会見・祝勝会の様子が含まれています。記者会見のときのフラッシュがすごいですね。解説動画は、最終局ということでこれまでよりもだいぶ長い動画になっています。最後に総括があるのですが、「なんだかんだ言っても、特に現代将棋は努力だと思うんですね。」というのは森下九段らしさの表れた名言ですね。

この5局を振り返ると、瀬川氏にプレッシャーがかかったのは当然として、それぞれの対局相手を務めた方々も様々な苦労があったと思います。特に最終局となった第5局の高野秀行五段は結果的に斬られ役となったわけで、不本意だったに違いありません。そんな中でも「五番で終わらせてしまい、責任を果たせず申し訳ない」と興行的なことにまで気を配っているあたり、師匠の中原誠永世十段が「常識人」と(良い意味で)評していたゆえんかなと感じました。

瀬川晶司四段の最初の公式戦は竜王戦ランキング戦1回戦で、対戦相手はアマチュア竜王戦を勝ち上がったアマチュア棋士になる予定だそうです。しかし、その前の仕事は将棋世界新年号(12月3日発売)にこの対局の自戦記を書くことです。この対局中どのような読みをしていたのか、このプロ編入試験に至る過程でどんなことがあったのか、これからプロ棋士としてどうして行きたいのか、いろいろ書いてくれることを期待します。

ところで、日本将棋連盟瀬川晶司四段のページが早いタイミングでできていたましたね。本当に終局直後という感じではなかったでしょうか。勝ち星規定で昇段した棋士の昇段日付がその勝ち星規定をクリアした当日になることにならったのだと思いますが、プロ入りは1月1日とか4月1日とか区切りの日になるのかと思っていただけに驚きました。

それから、最後になりましたが、瀬川四段の名前は晶司であって「昌司」ではないということを改めて強調しておきたいと思います。

竜王戦第2局、終局後の生放送に勝者と敗者が登場

昨日から本日にかけて行われた竜王戦第2局▲渡辺明竜王 対△木村一基七段の対局は、71手で先手の勝ち。棋譜・解説などは上記リンク先でご覧になれます。

この対局は午後3時16分という早い終局でした。横歩取りは一つ間違うとこういうことになるのが怖いですね。

午後4時からはNHKBS2で中継がある予定だったのですが、すでに終局して感想戦も終わっていたため、棋譜を振り返りながら解説という形になりました。最初に勝者の渡辺明竜王が登場して率直な解説。前回の竜王戦でもこういうことがあったなと思い出しながら見ていました*1。そして、放送開始から1時間が過ぎたあたりで番組はこれで終わりかと感じていたのですが、続いたので予定通り2時間放送するのかと思い(実際は1時間半の放送)、どうやって時間をつなぐのだろうと見ていると、木村一基七段が登場して驚きました。

「本当は負けた人はあんまり出ないんですけどね(会場笑、アナ「いやいや」)。遠くから熱戦を期待して来ていただいた方もいらっしゃって、放送も、熱戦を期待してご覧になっている方もいらっしゃって、まあ、そういう方々の期待を裏切ってしまったので、あの、謝りに(笑)まいりました。(アナ「いやいやいやいや、そんなことないですけども(笑)」)」

こういうことを話してインタビューに答えた後、いつもの調子で感想を話していました。負けた直後とあって、聞き役の屋敷伸之九段もやりにくそうな様子でしたが、木村七段は自嘲気味ながらも予想以上に率直に話していた印象でした。そこまでしなくてもと私は感じましたけれども、木村七段らしいファンを大切にする姿勢だったと思います。

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