「将棋世界」のあり方

昨日の記事で、米長邦雄永世棋聖が「将棋世界」についての意見を募っているという話題を紹介しましたが、さっそく様々な意見が集まっています。

私は書き込むのはちょっとためらわれるので、ここで勝手な意見でも書いてみようかと。

私は濃い記事を読みたいです。綿密な取材、核心に迫る行動力、書き手の気持ちが詰め込まれている文章、そういうものを読みたいです。

現在観戦記は、棋士・記者・編集者によって書かれるのが通常です。速報的に主要な変化を並べるだけならそれがいいでしょう。しかし、そうでない観戦記も読みたい。ノンフィクション文学と呼べるような観戦記ができないでしょうか。

棋士も記者も編集者も、文章を書くことは本職ではありません。ですから、普通の観戦記の文章が読みにくかったとしても、私には批判できません(いい文章を書く人もいますが。)。本当に質の高い観戦記を作るためには、文章を書くこととその材料を提供することを分業するのがいいのではないかと思います。かなり手間のかかる作業でしょうが、時間がかかっても私は構いません。

これを実現するのにもっとも大きな壁になりそうなのは、やはり予算でしょうか。そのあたりは将棋界の規模の小ささがどうしても響いてきますね。

うーむ、やはりうまくまとまりませんでした。