棋書復刊

将棋パイナップルのリレーエッセイで金子タカシ氏が「復刊&マイベスト3」という文章を書いています。

MYCOM将棋文庫で絶版になった棋書が続々と復刊しているのは喜ばしいことです。今度出た『相振り革命』も購入してしまいました。

しかし、『寄せの手筋168』の復刊の仕方は疑問手でしたね。送料を含め2,000円以上という価格設定は高すぎますし、購入ルートが限られているのも困りものです。『寄せの手筋168』は歴史に残る名著なので、版元の高橋書店から普通のやり方で復刊しても利益の出る本だと思うのですが、そのあたりの判断をできる人がもういないのでしょうか。

寄せの手筋168』は何度も増刷されたので古本で入手できる機会もありそうですが、もっと部数の少なかった『凌ぎの手筋186』、『美濃崩し180』は古本で見つけるのも相当難しいでしょう。本当はこちらこそ復刊してほしかったのですが、著者の金子氏ですら「復刊あるいは文庫化されることを願いつつ」としか書けないようなので、当分は無理なのでしょうね。高橋書店の本が古本市場で高値が付く状況はまだまだ続きそうです。