佐藤康光棋聖 三連勝で初防衛

89手目▲9五角まで

第74期棋聖戦第三局▲佐藤康光棋聖丸山忠久棋王 は、第一局に続いて横歩取り8五飛戦法となり、後手の攻めをうまく受け止めた先手が89手で勝ちました。(棋譜現場の様子)これで佐藤棋聖の三連勝となり棋聖位初防衛を果たしました。

この将棋の40手目△4五桂捨ては2001年の名人戦第七局▲谷川浩司九段 △丸山忠久名人 の将棋と同じで、丸山棋王にとっては名人位の初防衛を果たした思い出深い手順だったと思われます。しかし、その後47手目の▲3五歩が佐藤棋聖の新手で、先手がじっくりした展開に持ち込むことに成功しました。そうなっては後手が思わしくないようです。

これで次の興味は、2週間後の王位戦に移ることになりました。