電子ブックを作成して見ませんか?

将棋タウンのisodaさんが電子ブック作成のお誘いというページを公開されました。isodaさんの実戦の詰み手筋50は非常に画期的なものでしたが、その後続く人は現れませんでした。様々な手間などを考えると仕方のないことかもしれません。*1

そこで、コンピュータ関係の作業になれているisodaさんが作業の一部を手伝いましょうというのがこのページの趣旨です。もちろん有料ですが、例えば販売手数料が本体価格の20%というのは、Vectorのシェアレジ・サービスと比較してもそれほどの差はありません*2。規模も含めて考えるとisodaさんがこれでお金を稼ぐのは無理そうで、商売というよりもボランティアに近い活動に思えます。

ウェブ出版の最大のメリットは、紙媒体に比べて費用や手間が少なくてすむことです。棋譜集や詰将棋作品集など具体的なアイディアがあるのに、費用や手続きの面で断念した経験のある方は、検討されてはいかがでしょうか。ウェブ上では無料の文書が主流になっていますが、有料でなければできないことというのもまた存在すると考えます。

*1:ここでいう「電子ブック」とは、ダウンロードして印刷可能なウェブページ形式の文書というくらいの意味だと思います。PDAなどの携帯機器を使うわけではありません。

*2:Vectorのシェアレジ・サービスでは、作者側の手数料は本体価格の15%。(9月1日から。)Vectorはソフトウェアを扱っているので性格が異なりますが、基本的な仕組みは似たようなものと思います。