ウイルスメールの差出人はあてにならない
名前:mtmt投稿日:2003/09/08(月) 21:35
いま、ある将棋関係者の方から僕の名前(mtmt)でウィルスメールが来たという連絡がありました。
念のため自分のパソコンをスキャンしてみましたが、ウィルスに感染しているという反応はありませんでした。よくわかりませんが、もし何か僕に責任があるとすればすいません。
こういうことはほかにもありそうなのでここで書きますが、mtmtさんに責任がある可能性は低いと思われます。
どの種類のウイルスなのかわからないと断定的なことは言えませんが、KlezやSobig.Fなど、メールを媒介に感染する最近のウイルスは、メールの差出人の欄を詐称するものが多いです。
W32/Klezウイルスの亜種は、収集したメールアドレスの中から1つのアドレスを選び、それを送信者(From)欄に記述してウイルスメールを送信します。
したがって、送信者(From)欄のアドレスの方は、感染していない場合が多く、ウイルスメールの送信者でないケースがほとんどです。
例えば、Internet Explorerのキャッシュに含まれるメールアドレスとか、Outlook Expressのアドレス帳にあるメールアドレスなどが選ばれますので、mtmtさんのように閲覧者数の多いサイトを運営される方は、詐称される機会も多いと言えます。
- 「W32/Klez」ウイルスの亜種に関する情報(IPA セキュリティセンター)
- 「W32/Sobig」の亜種 (Sobig.F) に関する情報(IPA セキュリティセンター)