竜王戦挑戦者決定戦も1勝1敗に

竜王戦挑戦者決定戦第2局▲中原誠永世十段 対△森内俊之九段 の対局は、124手で先手の勝ちでした。棋譜竜王戦倶樂部でご覧下さい。

中原永世十段の先手ということで、得意の相掛かりを採用しました。やはり最近流行の▲2八飛▲3六銀型です。と思ったら、すぐに▲4五銀と出て△3五歩を突かせてから▲5六銀と戻りました。3四の空間があいたので手損でも構わないということなのでしょうか。その後、先手は玉側の桂を捨てて飛車を成り込みますが、後手の自陣角がぴったりでそれ以上踏み込めません。しかし先手も桂打から2度の自陣角で盛り返し、龍の働きの差で勝ちきりました。

これで1勝1敗。17日(水)の第3局の勝者が挑戦者となります。