不詰に罪あり

近代将棋10月号に掲載された詰将棋「悲しみの回廊」が、誤図のため不詰だったそうです*1

「哀しみの回廊」が不詰めなら何故ホームページで発表しなかったのでしょうか?

という「某プロ」氏の問いかけに、編集長は答えるつもりがないようです。詰将棋パラダイスのように校正室のページを作るとまではいかなくとも、ちょっと掲示板に書き込むだけでよかったんですけどね。以前、詰将棋入選者に送るはずだった図書券が何年も送られなかったという出来事がありましたが、あまり読者のことまで気が回らないのかもしれません。

不詰でなくて、余詰だったらそれほど問題にはされなかったでしょうね*2。やはり、「不詰に罪あり」です。

*1:不詰とは、王手をどのようにかけても受方に最善を尽くされると詰まないこと。

*2:余詰とは、作者が意図した手順以外の詰まし方が存在すること。