朝日オープン、羽生善治三冠が決勝進出

mozuyama2004-02-28


本日行われた朝日オープン選手権準決勝▲羽生善治三冠 対△郷田真隆九段の対局は、93手で先手の勝ちでした。棋譜や解説は下記のページでご覧になれます。

同型角換わり腰掛け銀の▲4五歩 △同歩 ▲3五歩の仕掛けに、後手は△6五歩 から積極的に反撃しました。これは2001年1月A級順位戦の▲佐藤康光九段△島朗八段戦以来指されていない形で、最近は△4四銀と受けるのが多いところです。以下、50手目の△4六角までは研究だったのでしょうか。これに対する▲2六角が面白い手で、以下先手は桂をうまく活用でき65手目の▲6四角が絶好の角打ちとなりました。

これで羽生三冠は昨年に続いて決勝進出。今年の相手は若手の山崎隆之五段です。