順位戦C級1組

順位戦C級1組最終日第10回戦が本日行われ、屋敷伸之八段と野月浩貴五段がB級2組への昇級を決めました。上位陣の最終的な順位は次のよう。前節まで2位と自力圏内だった豊川六段は痛恨の2敗目となりました。

  1. 9勝1敗(02) 屋敷伸之八段(昇級)
  2. 9勝1敗(19) 野月浩貴五段(昇級)
  3. 9勝1敗(24) 渡辺明五段
  4. 8勝2敗(10) 豊川孝弘六段

屋敷八段のあまりにも長すぎたC1生活にもようやく終わりが訪れました。4月に九段への昇段が決まっているため、B級2組への昇級と九段への昇段が同時ということになります。

注目されていた渡辺五段は1敗を保ちながら惜しくも次点。将棋順位戦データベースによると、C級1組において9勝1敗の成績をあげながら昇級を逃したのは史上4人目です。その中には師匠の所司和晴六段も含まれています。

他方、残留争いは以下のようになりました。入院のため最後の3戦での不戦敗を余儀なくされた有森浩三七段は、奇跡の残留です。

  1. 0勝10敗(22) 東和男七段(降級)
  2. 1勝9敗(21) 室岡克彦七段(降級)
  3. 2勝8敗(31) 大内延介九段(降級)
  4. 2勝8敗(23) 小林宏六段(降級)
  5. 2勝8敗(15) 岡崎洋五段(降級点)
  6. 2勝8敗(07) 有吉道夫九段(降級点)
  7. 3勝7敗(28) 有森浩三七段