B級1組順位戦、高橋道雄九段が昇級

昨日行われたB級1組順位戦最終日の第10回戦で、高橋道雄九段が阿部隆七段を破ってA級への昇級を決めました。なお、すでに昇級を決めていた深浦康市七段は、昨日も勝って11勝目をあげています。

  1. 11勝1敗(4) 深浦康市七段(昇級)
  2. 9勝3敗(11) 高橋道雄九段(昇級)
  3. 8勝4敗(01) 郷田真隆九段
  4. 8勝4敗(13) 北浜健介七段

個人的には、若い北浜七段が上がったら面白そうだと思っていたのですが、他力の上に最終戦で負けてしまったのでは仕方ないところです。

高橋九段は名人挑戦経験もある実力者ですが、昨年度は2勝9敗とかろうじて残留を果たすのがやっとの成績だったため、今回の昇級は大穴だったと言えるでしょう。今年44歳になる高橋九段は、A級最年長となります。来年度はどのような活躍を見せてくれるでしょうか。

一方、残留をかけた直接対決は、神谷広志七段が中村修八段に敗れて降級となりました。加藤一二三九段は最終戦に勝ちましたが、降級は変わりません。

  1. 3勝9敗(10) 加藤一二三九段(降級)
  2. 3勝9敗(08) 神谷広志七段(降級)
  3. 3勝9敗(07) 中村修八段

来年度のB級1組には、上から島朗八段と青野照市九段が、下から行方尚史六段と堀口一史座六段が加わります。本命はやはり郷田真隆九段だと思いますが、昇級組も含めて全員にチャンスのある激戦になりそうな気がします。