難解な短編ばか詰

詰将棋パラダイス4月号のフェアリーランド1番のばか詰5手(長谷繁蔵氏作)が難解という話。実は私もこのばか詰には苦労しました。いくら考えても解けないので図が誤っているのではないかと疑ったりもしながら、結局1週間ほどかかりました。

そこでこのことを題材にしようと思ったところ、ふと手順を見直してみるとどこが難しいのかわからなくなって文章が書けなくなってしまいました。例えば、その下にある2番は私は一目で解けました。何が違うのでしょうか。紛れがあるのは確かですが、それなら2番にもあります。読むべき手順の量は1番の方がやや多いと思いますが、それほどの差ではありません。

作る立場からすると、自分で構成した図面の難易度がどの程度かを把握することは、作品の方向性を定める上でも重要です。私にはどのようなばか詰が難しくて、どのようなばか詰が易しいのか判断がつきません。