名人戦第3局、羽生善治名人が1勝を返す

昨日から本日にかけて行われた名人戦第3局▲羽生善治名人 対△森内俊之竜王の対局は、89手で先手の勝ちでした。

後手一手損角換わり腰掛け銀での微妙な駆け引きから▲8六銀 △6三金と先手がうまく後手に形を決めさせたものの、どこから仕掛けるのか難しい局面に思われましたが、先手の▲4五銀の打開が考え抜かれた手でうまく攻めが続く形になりました。その後6筋にと金ができては、先手の堅い守りが最大限に生きる展開でした。

これで羽生名人は1勝2敗。しかし、その数字以上に良い勝ち方だったように思います。19・20日(水・木)に行われる第4局に向けて調子が上がってきた感があります。