オーソドックス(#2)

チェス・プロブレムは将棋で言えば詰将棋のようなものと説明されることはしばしばありますが、連続王手の縛りがないために解き方はだいぶ違うように見えます。レトロやヘルプ・メイトは比較的なじみやすいものの、普通の詰将棋に相当する「オーソドックス」は私はなかなか解けません。上のページを見て勉強します。

わたしたちが普通考える、絶妙手の発見(Mansfieldの作品だと1.Qa6!のキー)こそがプロブレムのおもしろさだという思想は、実は古典期のものである。現代の#2作品では、そうした思想はあまり通用しない。キーの発見そのものにはさほど比重がかかっていないことが往々にしてあるのだ。

こういった考え方が詰将棋に本格的に取り入れられる日もくるのでしょうか。