カスパロフが引退

チェスの世界ランキング1位のガリカスパロフ氏(41)=ロシア=が11日までに、スペイン・リナレスで行われたトーナメント終了後に記者会見し、今後はチェスの公式試合に出場せず、引退すると表明した。インタファクス通信などが伝えた。

チェスの世界王者として長年君臨し、スーパーコンピューター「ディープブルー」と死闘を繰り広げたことで歴史に名を残したカスパロフ氏は引退の理由について「チェスの世界で現実的な目標が見えなくなった」と説明。ただ引退後も娯楽目的などの非公式試合には出場し、執筆活動も行うと表明した。

実力的にはまだまだ戦えるはずですが、モチベーションが続かなくなってしまったのでしょうか。歴代のチャンピオンの中で一番強いのは誰かと聞かれて、この人を挙げる人も多いと思います。

引退後はプーチン大統領に批判的な立場からの政治活動も行うほか、著作の執筆も行っていくようです。

Also, by the end of this year my new book will appear, in fifteen languages, including Spanish of course, but also in Chinese and Japanese. The tentative title of the book is How Life Imitates Chess. It is a very important project because I want to demonstrate to a mainstream audience how the game of chess can explain the decision-making process in many walks of life.

今年末までに日本語でもカスパロフの本が出版されると表明しています。本当に実現するとしたら、私は購入します。