勝負の場から退くということ

しかしその糸を自らプツンと切った私は、これまでの無意識の緊張から解放され、なんとも言えない解放感に包まれている。でもそのことに気づいたのは引退後の話で、現役の間は無意識の中の意識など思ってもみなかった。我ながら勝負の世界にいるというのはこういうことだったのだなと思いさせられた。

2月に引退した高橋和女流二段の感想です。私のようにぬるい勝負しかしていないと、到底そういった感覚は味わえないんでしょうね。