将棋ソフト「激指」、ベスト8進出はならず
- アマ竜王に清水上さん、ソフト「激指」は8強ならず(読売新聞)
- 将棋ソフト8強入りならず アマチュア竜王戦(共同通信)
- 将棋ソフトの「激指」、アマ全国大会でベスト16に進出(NIKKEI NET 将棋王国)
- 将棋ソフトがアマ全国大会で活躍 予選突破し16強に(asahi.com 将棋)
- 世界一 将棋ソフトに勝った(日刊県民福井)
- 第18回アマチュア竜王戦全国大会に参加した激指の棋譜(コンピュータ将棋協会)
昨日将棋ソフト「激指」が、アマ竜王戦全国大会でベスト16に進出でお伝えしたとおり、ベスト16まで進出した激指でしたが、本日行われた本選トーナメント2回戦で田中幸道氏に敗れてベスト8進出はなりませんでした。
その後エキシビションマッチとして篠田正人氏・加藤幸男氏との対局が行われ、結果は1勝1敗でした。以上6局の棋譜は上記のコンピュータ将棋協会のページにCSA形式で掲載されています。コンピュータに勝てないとアマ棋戦で優勝できないような状況になってくると、人によってはコンピュータに勝ちやすい棋風に改造した方が確率が上がるかもしれませんね。
ごく近いうちに、アマチュアだけでなくコンピュータソフトもプロ入りの道を開くかどうかが検討されるかも。ところで、このソフトは参加者名として人間扱いになるんでしょうか。プロのトップがコンピュータに抜かれる日はいつか。
独立行政法人科学技術動向研究センターの技術予測調査によると、あと10年ほどで名人を破るソフトができるだろうということになっています。とすると、2010年くらいからは本格的にプロ対コンピュータの対決が見られるようになるといいですね。そのためには、そろそろ検討を始めた方が良いのではないかと思います。
とりあえず、来年からはソフトが決勝戦に残ればプロ棋戦への出場権を与えられるようにならないでしょうか。(まあ来年もソフトが出場できるかもわからないわけですが。)
追記:アマ竜王戦傍観 | コンピューター将棋作家ぶろぐによると、今度のコンピュータ将棋ソフトのアマ竜王戦への出場は再来年になる予定。その際は、プロ棋戦への道が開かれるように読売新聞側から働きかけるとのことです。