朝日オープン予選2回戦、吉田正和氏が逆転勝ち

本日行われた朝日オープン将棋選手権予選2回戦の▲浦野真彦七段 対△吉田正和氏(朝日アマ名人)の対局は、120手で吉田氏の勝ちでした。この将棋の棋譜・解説は上記ページからご覧になれます。

後手四間飛車に先手居飛車穴熊。6・7筋での折衝で先手が有利になったものの、決め手を逃したため混戦となり、最後は後手の逆転勝ちとなりました。吉田氏は次の3回戦で有吉道夫九段と対局を行います。吉田氏はこの夏に奨励会試験を受験する予定ですが、このまま勝ち進んでトーナメントに残り続けたらどうなるのでしょう。

吉田氏はその言動が注目を集めているということで、こんな記事が出ました。

コメントしている場面をテレビでちらっと見た限りでは、挑発的な台詞は吉田氏の本質ではないような印象を持っています。今回は「(次戦の有吉九段は)「今の力では絶対に勝てる相手ではありません。対局日までに少しでも強くなりたいです」」のように謙虚なコメントを出しています。

7月4日追記:「絶対に勝てる相手ではありません」を「『絶対に勝てる』わけではない」と解釈すると挑発的にも見えますが、他の発言から判断して「勝てる可能性がゼロの相手」という意味だと思います。