「プレジデント」で羽生善治四冠インタビュー

10月21日に「プレジデント」に羽生善治四冠が登場でお伝えしたとおり、本日発売のPRESIDENT 2005年12.19号羽生善治四冠が登場しています。4ページにわたるインタビューで、かなりボリュームがあります。

立ち読みだったので内容はよく覚えていないのですが、羽生四冠の著書を読んだことのある方にとってはそれほど目新しいことはなかったように思います。という書き方をすると否定的に取られるかもしれませんが決してそうではなく、羽生四冠は求められたことを素直に話している。そういうきっちりした仕事だと思います。

将棋ファンにとって羽生四冠の発言に重みがあるのは言うまでもありませんが、そうでない人にもこのように受け入れられるのはどのような要素があるのか、最近考えることがあります。『決断力』の書評でときどき見かけるのが「『このようなことは将棋以外でも言える』というようなことは本当にそうか」という趣旨のものです。これ自体は全くの正論ですが、そのようなつっこみが少数派になってしまうほどの勢いで『決断力』が売れているのを見ると、羽生四冠の話すことにそれ以上のものが含まれていると考えるのが妥当なのでしょう。